本記事では、マリオットのポイント宿泊のお得な技をご紹介します。
マリオットボンヴォイアメックスに入会したばかりの人や、マリオットボンヴォイアメックス入会を検討している方に読んで頂きたい記事です。
ポイントセーバー、ポイント+キャッシュ、ポイントアドバンス、トップオフこんな言葉の意味を知りたい方にもおすすめです。
突如始まったマリオットボンヴォイアメックスの過去最高の入会キャンペーンでマリオットボンヴォイアメックスに入会した方も多いと思います。
何しろこれまでの2倍近い75,000Pを獲得することができます。
せっかく獲得したポイントです、少しでもお得に使いたいですよね?
実はポイントを使った宿泊にはいろいろな技があるんです。
・無料で1泊泊まる技
・お部屋をアップグレードする技
・お得なポイント数で宿泊する技
などなど・・・
マリオットボンヴォイアメックス入会6年目で数多くのポイント宿泊をしてきた僕が知る技を全て公開します!
まずは自己紹介をさせてください。
・マイルやポイントでお得に旅行しています
・2023年航空チケット・ホテル宿泊費無料のハワイ旅行達成
・この経験を皆さんにも味わってもらうためにブログ配信中
それでは早速、説明をしていきますね。
・ポイント宿泊の基本ルール
・ポイントセーバー
・宿泊が無料になる方法
・ポイント+キャッシュ
・ポイントアドバンス
・トップオフ
ポイント宿泊の基本ルール
まずはポイント宿泊の基本ルールについて、まとめます。
カテゴリ制度は2022年で廃止
マリオットのホテルは2021年まで全てカテゴリーでランキング付けされていました。
カテゴリーの数字が高ければ高いほど、グレードの高いホテルということになり、カテゴリーごとにポイント宿泊に必要となるポイントが決まっています。
ただ、2022年からこのカテゴリー制度は廃止され、ポイント宿泊で必要となるポイント数は、各ホテルが自由に選択できるフレキシブルレート制に変わっています。
2022年は移行期間ということで、旧カテゴリ制度の範囲内でポイント数が変化することになっています。
カテゴリーと宿泊に必要なポイント数まとめたのが下表です。
カテゴリー | ローシーズン | レギュラーシーズン | ハイシーズン |
1 | 5,000 | 7,500 | 10,000 |
2 | 10,000 | 12,500 | 15,000 |
3 | 15,000 | 17,500 | 20,000 |
4 | 20,000 | 25,000 | 30,000 |
5 | 30,000 | 35,000 | 40,000 |
6 | 40,000 | 50,000 | 60,000 |
7 | 50,000 | 60,000 | 70,000 |
8 | 70,000 | 80,000 | 100,000 |
最低5,000Pから最高100,000Pまで!
かなり必要ポイントに幅があることがわかりますね。
ちなみに日本の場合は最低でもカテゴリー3のホテルからとなっています。
シーズン設定については、各ホテルで決めています。
例えば、軽井沢マリオットホテルは5/22(土)はハイシーズン設定だが、シェラトン・グランデ・オーシャン・リゾートは、ローシーズン設定にしている、というような形です。
各ホテルのシーズン設定は検索して確認するしかないですし、日々変化しているので、定期的に確認するのがおすすめです。
予約できるのは基本的には最低ランクのお部屋のみ
ポイント宿泊で予約が出来るのは、そのホテルでもっともランクの低いお部屋のみとなるのが基本ルールです。
多くのホテルでは最低ランクのお部屋のツインかキングかを選択出来るだけになっています。
そのため、ポイント宿泊でランクが高いお部屋に宿泊するためには、上位エリート資格の無料アップグレードに期待するしかありません。
アップグレードを期待するためには、ゴールドエリート以上である必要があります。
- ノーマル会員/シルバーエリート:無料アップグレード特典なし
- ゴールドエリート:無料アップグレード特典あり(スイート除く)
- プラチナ/チタン/アンバサダーエリート:無料アップグレード特典あり(スイート含む)
ただし、一部のホテルではポイントを上増しすることで上位のお部屋を予約出来る場合もあります。
こちらについては、詳細は後述します。
ポイント宿泊の追加ベッド代の考え方
ポイント宿泊の基本は「大人2名まで」の宿泊です。
たた、「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」などは、シングル4台(大人4名まで)のお部屋をポイント宿泊で使うことが出来たりします。
パターンとしては以下のようなものがあります。
- ポイント宿泊予約で大人3名以上で予約可能なパターン
(例:シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルなど) - 有償宿泊だと追加ベッド代が必要となるが、ポイント宿泊の場合は追加ベッド代が無料となるパターン
(例:軽井沢マリオットホテルなど) - 有償宿泊、ポイント宿泊、どちらも追加ベッド代が必要となる場合
(例:シェラトン・沖縄・サンマリーナ・リゾートなど)
基本的には③のパターンが多いです。
なお、子供の添い寝条件は、有償宿泊、ポイント宿泊、どちらも同じポリシーであることがほとんどです。
このようにホテルによって、1部屋で宿泊な人数、追加ベッド代の考え方、添い寝ポリシーなどは変わってきますので、詳細は各ホテルにお問い合わせしてください。
ポイントセーバー
ポイントセーバーとはポイント宿泊の割引セール
ポイントセーバーとは、ポイント宿泊に必要となるポイント数がセールになる制度です。
宿泊客が少ない時期などに設定されることが多いです。
設定についてはホテル単位で実施するため、ポイントセーバがあるホテルとないホテルがあります。
ポイントセーバーによるポイント宿泊の必要ポイント数の変化は下表の通りです。
カテゴリー | ローシーズン | レギュラーシーズン | ハイシーズン |
1 | 5,000 →4,000 | 7,500 →6,000 | 10,000 →8,500 |
2 | 10,000 →8,000 | 12,500 →11,000 | 15,000 →13,000 |
3 | 15,000 →12,000 | 17,500 →16,000 | 20,000 →18,000 |
4 | 20,000 →17,500 | 25,000 →22,500 | 30,000 →27,500 |
5 | 30,000 →27,500 | 35,000 →32,500 | 40,000 →37,500 |
6 | 40,000 →35,000 | 50,000 →45,000 | 60,000 →55,000 |
7 | 50,000 →45,000 | 60,000 →55,000 | 70,000 →65,000 |
8 | 70,000 →65,000 | 85,000 →80,000 | 100,000 →90,000 |
ポイントセーバーの予約方法
ポイントセーバーの予約方法は、通常の予約と同じです。
マリオットの公式サイトの予約画面で見てみるとこんな感じになります。
カレンダー表示すると「ポイントセーバー」と出てきます。
日付を指定するとこんな感じで表示されます。
元々の85,000Pがポイントセーバーで80,000Pになっていることがわかりますね。
元々必要だったポイント数とポイントセーバのポイント数が表示されるのでとても見やすいです。
5泊予約で1泊無料
ポイント宿泊の最大の醍醐味がこちらです。
なんと、ポイント宿泊で5連泊予約すると、1泊分が無料になるんです。
こちらは、シェラトン・グランデ・オーシャン・リゾートを予約したものです。
シェラトン・グランデ・オーシャン・リゾートはカテゴリ4のため、レギュラーシーズンのポイント宿泊は25,000P必要です。
5泊すると25,000P×5泊で125,000P必要なはずですよね。
ところが5泊目が無料になるので、100,000Pになっていることがわかると思います!
これ、めちゃくちゃお得ですよ。
ポイント宿泊で4泊予約するぐらいなら、5泊予約した方が絶対に得です。
実際は4泊しかしないとしても、5泊予約しておけば最終日のレイトチェックアウトは確定しますし、旅行計画に幅が出来ると思います。
4泊するなら5泊取る、これ重要です!
無料になるのは最も必要ポイントが少ない宿泊分
そんなポイント宿泊の5連泊ですが、注意点もあります。
ポイント宿泊を5泊予約すると1泊無料になるのですが、無料になる宿泊日を選ぶことはできません。
宿泊期間中で最も必要ポイント数が少ない宿泊が自動的に無料になります。
例えば、こんな状況だった場合は2泊目の30,000Pが無料になります。
・1泊目:35,000P
・2泊目:30,000P
・3泊目:40,000P
・4泊目:35,000P
・5泊目:35,000P
最も高いポイント数の宿泊が無料になれば最強なんですが、そういう制度ではないので注意してください。
ポイント+キャッシュ
ポイント+キャッシュとは、ポイントと現金を使って宿泊費を支払う方法のことです。
大きく分けて以下の2つの使い方があります。
1泊の料金をポイントと現金で支払いする
ポイント宿泊の場合、予約可能なお部屋は前述の通り最もランクの低いお部屋となります。
しかし、ホテルによってはポイント宿泊に現金支払いを追加することで、ランクが上のお部屋にアップグレードすることができます。
例えばこちらは「ザ・リッツ・カールトン東京」の宿泊プランです。
ポイントだけで宿泊できるのは「デラックス客室」となっています。
ところがプランの一覧を見てみると、これに+3万円して「クラブフロアデラックス客室」に宿泊することができます。
クラブフロアとついている客室は、クラブラウンジを利用することのできるランクの高いお部屋です。
つまりこの場合は3万円追加することでクラブラウンジアクセス付きのお部屋にアップグレードが可能ということになります。
クラブラウンジの利用で追加3万円って高いのでは?
と思った方もいると思いますが、ザ・リッツ・カールトンのラウンジは1日に5回の軽食とアルコールを含むドリンクサービスがある、非常に満足度の高いラウンジになっています。
大人1名あたり15,000円でこれが使えるのは非常にありがたい制度だと思います。
また、ザ・リッツ・カールトン東京のラウンジは、プラチナエリート以上でも利用できず、クラブフロアに宿泊する必要があります。
上位エリート会員の方がクラブフロアを利用するのにも便利ですね!
このようなポイント+キャッシュプランの有無はホテルによって異なります。
また、提供しているホテルでも日程によってはプランがない場合もあるので、あったらラッキーという形で探してみてくだい。
また予約サイトでは表示されていない場合も、ホテルに直接相談すると対応してくれる場合があります。
気になるお部屋がある場合は、直接交渉がおすすめです。
連泊の際にポイント宿泊と有償宿泊を組み合わせる
連泊で予約する場合、最初の予約の時は全てポイント宿泊か全て有償宿泊かしか選択肢がありません。
しかし一旦どちらかで予約したあとに、任意の日程だけポイント宿泊に変えたり、有償宿泊に変えたりすることができます。
こちらの方法はPCを使ってマリオット公式サイトの予約操作しないとできないので、ご注意ください。
スマホのアプリからはできません。
すでに予約済みの情報を表示します。
予約内容が表示されると共に、画面の下の方に「支払い方法をカスタマイズする」という表示があるので、ここをクリックします。
するとこのような画面が出てきます。
既に予約済みの宿泊に対してポイント宿泊と有償宿泊とを選ぶことができます。
これを使うことで1つの予約番号に対してポイント宿泊と有償宿泊とを組み合わせて予約する事ができます。
ポイント宿泊と有償宿泊とをバラバラに予約しなくて良いので、柔軟な予約が可能になります。
ポイントアドバンス
ポイント宿泊予約のポイント前借り制度
マリオット初心者の方におすすめなのが、「ポイントアドバンス」と呼ばれるポイントの前借り制度です。
狙っていたホテルのポイント宿泊に空きが出たけど、ポイントが足りない。。。
お盆などハイシーズンの予約を早めにしたいけど、ポイントが足りない。。。
そんな時にぜひ、使っていただきたい制度です。
ポイントアドバンスを使うと、ポイントが足りなくてもポイント宿泊予約をすることが出来ます。
例えば50,000Pのポイント宿泊予約を行いたいが、20,000Pしか持っていない時でも、予約が出来てしまいます。
しかもポイントが引かれるのは必要ポイント数が貯まった時なので、20,000Pは手元に残したまま、50,000Pのポイント宿泊予約ができます。
これは、マリオットデビューしてまだポイントが貯まっていない人や、マリオットボンヴォイアメックスの入会キャンペーンを使って入会したが、まだポイント獲得出来ていない人などに非常におすすめの方法です。
ポイントアドバンスの使い方
ポイントアドバンスの使い方ですが、非常に簡単です。
ポイントが足りない状態で普通にポイント宿泊予約をするだけ!です。
ただしPCからマリオット公式サイトで操作しないとポイントアドバンスの選択が出てきません。
ポイント数が足りないポイント宿泊予約を行おうとすると、予約確認画面のキャンセルポリシーの下に以下のような文言が出てきます。
ポイントレートが増減する場合があるという文言の確認にチェックを入れれば、予約が出来ます。
詳細は後述しますが、この時点で表示されていた必要ポイント数は保証されないので注意してください。
必要ポイント数が貯まって支払い処理をした時点の必要ポイント数が適用されます。
ポイントアドバンスの支払い方法
予約を取ることは出来ますが、これはマリオットにポイントを前借りして予約をしているだけです。
宿泊日の14日前までに足りない分のポイントについて支払いを行う必要があります。
14日前までにポイントを貯めることができなかった場合は、ベストレートでの現金払いに変更になってしまうのでご注意ください。
必要ポイントが貯まった時点で、Webでポイントアドバンスを使っている予約詳細画面を開くか、マリオットのデスクに電話することで本予約することができます。
ポイントアドバンスの注意点
非常に便利なポイントアドバンスですが、注意点もあります。
以下の注意点は特に気をつけてください。
①宿泊日の14日前までにポイントが貯まらなかった場合は、現金での宿泊になってしまう
②ポイントアドバンスで予約可能なのは最大3件まで
③ポイントアドバンスを使って予約している間に必要ポイント数が変動した場合は、支払い時のポイント数が適用される
トップオフ
トップオフは無料宿泊特典に最大15,000Pを追加できる制度
トップオフとはマリオットの無料宿泊特典の上限に、最大15,000Pを追加できる制度です。
例えばマリオットアメックスプレミアムの特典でもらえる、50,000Pまでの無料宿泊特典の場合、トップオフを使うことで65,000Pまでの予約を取ることができます。
あのホテルを予約したいけど、ちょっとポイントが足りない!
という場合に使える制度で、無料宿泊特典の活用の幅が広がります。
トップオフの詳細と利用方法はこちらの記事にまとめています。
よろしければ、ご覧ください。
・マリオットのトップオフってどんな制度?・マリオットの無料宿泊特典にポイント追加できるの?・マリオットのポイント宿泊を少しでも有効活用する方法は?この記事では、そんな疑問にお答えします。 […]
お得なポイント宿泊を最大限利用しよう
本記事ではマリオットのポイント宿泊で使える技をご紹介しました。
今回ご紹介した技はどれもマリオット規約に定められた公式ルールなので、安心して使ってください。
逆に知らずに使わないととっても損!です。
せっかく貯めたポイントなので、最大限に有効活用して使いたいですよね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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1. 宿泊予約のルール解説
(1)マリオットボンヴォイと楽天トラベルの提携について解説
(2)ナイトリーアップグレードアワード(NUA)について解説
(3)スイートナイトアワード(SNA)について解説
(4)ベストレート補償制度(BRG)について解説
(5)BRGとSNA利用を実例を使って解説
(6)プロモーションコード一覧をご紹介
2. ポイント宿泊に関する解説
(1)マリオットポイントの価値を円換算で解説
(2)トップオフ制度について解説
(3)ポイント宿泊のお得技について解説
3. マリオットポイントに関する解説
(1)マリオットポイントの価値は0.4円?その理由を解説
(2)自分のマリオットポイントを他の人に送る方法を解説
4. その他のアメックス関連
(1)アメックスゴールドプリファードの入会キャンペーンについて
(2)マリオットボンヴォイアメックスとアメックスゴールドプリファードの比較
5. その他
(1)プラチナエリートとチタンエリートの違いを比較
(2)チタンエリートからユナイテッド航空へのステータスマッチについて解説
(3)宿泊時の基本ルールについて解説
(4)クラブマリオットジャパンについて解説