2019年の夏休みも終わりましたが、マイル界隈ではとっくに来年の夏休みの航空券争奪戦が始まっています!
夏休みのハワイ便の争奪戦に今回初参加してみました。
結論から言ってしまうと、特典航空券の獲得は諦めました。。。
理由は以下の通りです。
・意外とお得じゃない
・取るのに手間がかかる
・そもそも取れない
そこで、僕の場合はマイルをSKYコインに交換して、通常の航空券を予約しました。
これもよく言われる手法ではありますが、実際にどれくらいの金額差が出たのかなど、具体的な数字を公開してご紹介したいと思います。
・夏休みのハワイ行きANA特典航空券は常人では確保出来ない
・マイルをSKYコインに交換すれば航空券を購入できる
・渡航時期によってはSKYコインの方がお得な場合もある
・家族4人37万円の航空券が無料に!
目次
2020年の夏休み計画
元々僕がマイルやポイントを貯め始めたのは、家族で海外旅行へ行くためです。
このきっかけとなったのが、2018年の夏休みのハワイ旅行。
そんなに贅沢したつもりはなかったのに、後日精算してみたらすごい金額に。。。
平均的なサラリーマンの僕では、今後の海外旅行は諦めないとダメな状態でした。
そこで一念発起!
2019年からマイルやポイントを真剣に貯め始めました。
なので、まずは当面の目標はハワイのリベンジ。
2019年の夏休みはグアム旅行までは行けましたが、ハワイに到達出来なかったので、2020年こそはハワイと思っていました。
なお、特典航空券で行くグアム旅行についての記事はこちらです。
2019年夏休みは、特典航空券を使ってグアムへ行く予定です。本記事ではそのグアム旅行の計画立案のまとめを行います。マイルを真剣に貯め始めてから半年が経ちました。昨年のハワイ旅行で7桁万円を使ってしまい、今年は大人しく国内旅行[…]
ANA特典航空券:夏休みのハワイ便は大激戦
特典航空券の発券ルール
僕はこれまでANAのマイルを貯めることに注力してきました。
なので、2020年の特典航空券もANAで取ろうと思っていました。
ANAの場合、家族4人でハワイ(ホノルル)へ行くためには、160,000マイルが必要になります。
・発券開始は復路搭乗日の355日前
・日程変更は手数料無料で何回でも可能
発券開始が復路搭乗日の355日前なのですが、のんびり復路の355日前まで待っていると往路の特典航空券がなくなってしまいます。
そのため、往路が355日前に、往路と復路の日程が同じという、実際はあり得ないチケットを押さえ、復路の355日前になったら、改めて復路の日程を変更するという手続きが必要になります。
特典航空券の日程変更は手数料が無料というルールを活用したテクニックですね。
なんというか、なかなか、いや、かなりの手間です(笑)
狙っている日程の1週間前にお試しチャレンジ
特典航空券を取ること自体が初めてだったので、一体どんなものなのか、練習で1週間前に試してみました。
予約開始は朝9:00からなので、PCを開いて9:00になったらよーいどん!
この時は空きがある航空便を選べたのですが、必要項目を入力し、画面を進めていくと。。。。
空きがなくなって予約できませんでした!
入力している数分の間に全て埋まってしまったようです。
数日後にリベンジ
あまりのスピードでなくなってしまうことがわかったので、ブラウザ入力を自動化し、数日後にリベンジすることにしました。
ブラウザ操作を全て自動化したので、申し込みまでの処理を数秒で終わらせることができるようにしたので、これなら取れると思ったんです。
それでも確保出来ませんでした!
それでも取れないとは。。。びっくりしました
先輩マイラーの方々にお聞きすると、人気の特典航空券は9時前にANAサービスセンターに電話して(そもそもこの電話がつながるかも勝負)、それで取れればラッキーというもののようです。
また、ANA上級会員の場合は、別枠が確保されているので予約が取りやすくなるそうです。
9時前に電話攻撃を毎日のようにかける時間を取ることも難しいし、ANAも平民のため、我が家はハワイの特典航空券はさっさと諦めました(笑)
SKYコインの活用
特典航空券に変わる手段
特典航空券は諦めましたが、ハワイ行きを諦めたわけではありません。
ANAマイルをSKYコインに交換することで、SKYコインを使って通常の航空券を購入することが出来るんです!
今回はこの技を使うことにしました。
SKYコインとは
ANAのSKYコインとは、ANAマイルから交換できる仮想通貨です。
SKYコインと使って、ANAの国内、国際航空券や、ANAスカイホリデーの旅行パックなどの支払いを行うことが出来ます。
気になるマイルからの交換率ですが、下図の通り1〜1.7倍となっています。
今回私は、「ANAゴールドカード」保有者で、交換マイルは50,000マイル以上なので、交換率は「1.6」が適用されます。
ハワイの特典航空券に必要な160,000マイルを交換すると、256,000SKYコインが貯まり、256,000円分の航空券を購入できます。
これを通常のANAカードと比較すると、16,000SKYコイン得しています。
ANAカード | ANAゴールド | |
交換率 | 1.5倍 | 1.6倍 |
16万マイル交換したときの獲得SKYコイン | 240,000 SKYコイン | 256,000 SKYコイン |
ANAゴールドの年会費は9,500円まで下げることが出来るので、これだけでも「ANAゴールド」を作っておくべきであることがわかります。
ANAゴールドに関する詳細記事はこちらです。
よろしければ、ご覧ください。
「ANA VISA/マスターワイドゴールドカード」のメリット、デメリットをご紹介します。本サイトではマリオット・ボンヴォイ系のホテルに強いSPGアメックスカードをおすすめしています。ただ日常のクレジットカード支払いをANAマ[…]
SKYコイン利用のメリット
SKYコインで航空券を購入する際のメリットは以下の通りです。
・通常の航空券を購入するため、特典航空券のような争奪戦がない
・燃油サーチャージなどの費用も支払い可能
・通常の航空券なので、搭乗マイルが加算される
SKYコイン利用のデメリット
SKYコインで航空券を購入するデメリットは以下の通りです。
・SKYコインの有効期限はマイルから交換した日から1年間
・通常の航空券の場合、安いチケットはキャンセルポリシーなどが厳しくなる
特典航空券 VS SKYコイン:実際の比較
次に実際に条件比較してみたいと思います。
旅行のモデルは以下のようにします。
・旅行期間:2020/8/22(土)から2020/8/28(金)
・区間:成田〜ホノルル
特典航空券の場合
特典航空券の場合は以下のようになりました。
もちろん、空席はありません。
・必要マイル:160,000マイル
・税金、燃油サーチャージなど:109,040円
・クラス:エコノミー
・変更:予約から1年以内であれば搭乗日の変更は可能(行き先は変えられない)
・キャンセル:可能(1名3,000マイルの支払いが必要)
・搭乗マイル:なし
意外と忘れがちなのが、税金や燃油サーチャージは別途請求であること。
しかも今は燃油サーチャージも安くないため、家族4人だと特典航空券を取れたとしても、追加でさらに10万円以上の支払いが必要になります!
これはSKYコインなどで支払うこともできないので、必ず現金支出が伴うことになります。
ただし、変更とキャンセルの融通はききます。
SKYコインの場合
SKYコインの場合は以下のようになりました。
通常航空券の運賃は日々変動するため、これは2019/09/21に調べた時の運賃です。
・必要マイル:0マイル
・支払い合計:406,520円(マイル換算:254,075マイル)
・クラス:エコノミー(W:往復共に)
・変更:搭乗前なら可能(手数料として大人1名:25,000円、子供1名:18,800円)
・キャンセル:可能(手数料として大人1名:30,000円、子供1名:22,500円)
・搭乗マイル:1人3,830マイル
エコノミーは、L → S → W → Vと料金が上がっていきます。
Lは変更もキャンセルも不可、Sは変更不可、キャンセル可という条件でした。
比較
では、比較してみましょう。
わかりやすく表にまとめたものが下記のものです。
SKYコインの場合は、特典航空券と同じマイル数を使った場合と、SKYコインのあまりが出ないようになるべくマイルを使って支払いをした場合の両方を計算しています。
特典航空券 | SKYコイン | |
必要マイル | 160,000マイル | 160,000マイル (250,000マイル) |
必要支払い | 109,040円 | 150,520円 (6,520円) |
変更 | 可(無料) | 可(25,000円) |
キャンセル | 可(3000マイル) | 可(30,000円) |
搭乗マイル | 0マイル | 3,830マイル/人 |
純粋に同じマイル数で行こうとすると、やはり特典航空券に軍配が上がります。
ただ差額は家族4人で40,000円程度ありますが、その分搭乗マイルが積算されるので、思っていたよりも差額がないかな、という印象です。
また、すでにエコノミークラス(W)なので、もう少し早く予約して、クラスLやSであればもっと価格が下がります。
そう考えるとこの時期であれば、特典航空券でもSKYコインでもそれほど変わらないようです。
また、SKYコインの場合は燃油サーチャージなども支払うことが出来るので、25万マイル使えば、現金支出を6,520円に抑えることができます。
無料の海外旅行を目指す場合は、SKYコイン一択ですね。
注意点としては、これは8月後半の日程でのサンプルです。
最も値段の上がるお盆時期の8/8〜8/14だと、料金は983,920円となるので、この場合は圧倒的に特典航空券がいいです。
逆に9月などシーズンを少しずらすと運賃が下がるため、この場合はSKYコインがいいです。
また、変更・キャンセルポリシーについては、特典航空券の方がいいです。
ただ、変更については、この時期は変更先に空きが出る可能性が低いため、ほぼ使えないと思います。
突然の予定変更などでキャンセルしないといけなくなった時に支払う場合は、特典航空券でないとかなり痛いですね。
実際に購入した旅券
実際に私が購入した旅券は、エコノミークラス(S)で7泊8日の旅券で約37万円でした。
モデルケースとは異なる日程です。
全額、SKYコインで支払いしたので、無料でハワイ便をゲットすることが出来ました!
37万円が無料!マイルは本当に素晴らしいです。
ただしANA COUCHiiの追加料金はSKYコイン払いが出来ないので、この分だけは支払いをしています。
ANA COUCHiiを利用したい方はご注意ください。
結論:予約時期で考えよう
マイルを貯めて航空券を取るには、特典航空券とSKYコイン利用の2つの方法があり、どちらもお得に航空券をゲットすることが出来ます。
それぞれお得になる条件が異なるため、以下にその特徴をまとめます。
・旅行日の355日前の朝9時前後の時間を確保できる(往路と復路の2回)
・ANA上級会員である
・急な旅程変更の可能性が低い(キャンセルの可能性が低い)
・とにかく無料にこだわりたい
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