本サイトでは、ANAマイルを貯めやすいカードとして、「SPGアメックス」と「ANA VISA/マスターゴールドカード(以降、ANAゴールドカードと略します)」の2種類のカードをおすすめしています。
では、どちらがANAマイルを貯めやすいカードなのでしょうか。
私自身はANAゴールドカードをメインに使っているので、そうなった経緯含めて2種のカードを徹底比較します。
・ANAマイルを貯めたい
・ANA VISA/マスターワイドゴールドカードとSPGアメックスの取得を検討している
・おすすめのメインカードを教えて欲しい
・ANA VISA/マスターワイドゴールドカードのメリット
-マイル還元率が高い
-家族カードが割安
-年間コストが安い
・SPGアメックスのメリット
-貯めたポイントの使い道が多い
-JALマイルも貯められる
ANAゴールドカード VS SPGアメックス
2種のカードの特徴
ANAゴールドカードもSPGアメックスも、本サイトでおすすめしているお得なクレジットカードです。
どちらのカードもANAマイルを貯めるのが得意なカードです。
一般的にはマイル還元率は1%あれば高い還元率と言われている中、それ以上の還元率となっています。
ANAゴールドカードは前年度のクレジットカード利用金額に応じてマイル還元率が1.3%〜1.48%となっています。
ただしこの還元率を達成するためには、リボ払いの繰上げ返済処理を行う必要があるのと、制度廃止により新規入会した方は一律最大1.3%となっています。
一方でSPGアメックスは貯めたポイントをANAマイルに交換するだけで1.25%のマイル還元率を実現可能です。
そのための条件は、20,000マイル以上を一気に交換するという制限だけです。
ANAゴールドカードと比較して、簡単に1.250%を達成できます。
マイル還元率とそれ以外の比較を下表でまとめました。
次章以降で解説していきます。
比較項目 | ANA VISA/マスターワイドゴールドカード | SPGアメックス | |
マイル還元率 | 年間300万以上利用 | 1.48% | 1.250% |
年間100万以上利用 | 1.39% | ||
年間50万以上利用 | 1.36% | ||
年間50万未満利用(または新規入会者) | 1.3% | ||
マイル交換先 | ー | ANAのみ | ANA/JAL含む全40社以上 |
その他特典 | ー | 特になし | 無料宿泊券 |
年会費 | 本人 | 9,500円(マイペイすリボ利用) | 31,000円 |
家族 | 2,500円(マイペイすリボ利用) | 15,500円 |
私自身は・・・
ちなみにわたし自身はどのようにしているかというと、こんな感じです。
メインカード:ANAゴールドカード
マリオット・ボンヴォイホテル利用時:SPGアメックス
家族カード(妻):ANAゴールドカード
どうしてこのようにしているかを、この後解説します。
対決① マイル対決
マイル還元率
単純にマイル還元率だけで比較をすると、前述の通りANAゴールドカードの勝利となります。
年間300万円クレジットカード決済を行う場合で比較すると以下の通りです。
ANAゴールドカード
300万円 * 1.48% = 44,400マイル(ランクV3の場合)
300万円 * 1.3% = 39,000マイル(ランクなし、または新規入会者)
SPGアメックス
300万円 * 1.25% = 37,500マイル
年間で最大7,000マイル程度の差がつきます。
これは大きいですね。
一方で新規入会の場合は、1500マイルしか差がありません。
ANA以外の航空会社のマイルも貯めたいのであれば、SPGアメックスも選択肢です。
SPGアメックスは既に持っていると仮定した場合
SPGアメックスはマイルが貯まる以外にもマリオット・ボンヴォイ会員ステータスがゴールドになるなど、他のベネフィットがあります。
これらのベネフィットを目当てとしてSPGアメックスに入会した場合は、カード決済金額は大したことない場合もあるかと思います。
そこでSPGアメックスを既に持っている方が、いくら以上使うならANAゴールドカードに入会するべきかを計算してみました。
ANAゴールドカードの年会費:9,500円
9,500円をSPGアメックスで支払った場合に獲得できるマイル数:118マイル
ANAゴールドカードを使ってSPGアメックスよりも118マイル以上稼げる最低金額
118マイル / (1.3% ー 1.25%) = 236,000円
つまりSPGアメックスのクレジットカード決済が236,000円以下の場合は、ANAゴールドカードを作っても、ANAゴールドカードの年会費の方が高くなってしまうため、ANAゴールドカードを作るメリットがありません。
この場合はSPGアメックス一本に絞って問題ありません。
JALにも乗りたいとき
マイルを貯める場合、ANAマイルに絞って貯める手もありますが、行き先に応じて使いたい航空会社が変わる場合もあります。
このような場合は、SPGアメックスをメインにする必要があります。
こちらはANA・JALのどちらにもマイル交換出来るのに加えて、世界40社以上の航空会社マイルにポイントを交換できます。
頻繁に海外へ行く人や、行き先に応じて航空会社を変えたい人は、SPGアメックス一択となります。
マイル対決:勝敗
「ANAマイルを貯める」という観点だと、ANAゴールドカードの勝ち!
ただしANA以外のマイルも貯めたいという場合は、SPGアメックスが使いやすい。
対決② マイル以外のベネフィット
マリオット・ボンヴォイ
ANAゴールドカードは、ANAに特化したカードのため、マイル以外のベネフィットでSPGアメックスと比較して抜きん出ているものはありません。
しかしSPGアメックスは、マリオット・ボンフォイでのベネフィットが多数あります。
・マリオット・ボンヴォイ ゴールド会員になれる
・マリオット・ボンヴォイ宿泊でポイントが貯まる
・マリオット・ボンヴォイホテル内レストランの割引 などなど
このホテルのベネフィットを得たい場合は、SPGアメックスを選択しないとダメです。
マイル以外のベネフィット対決:勝敗
これはSPGアメックスの圧勝ですね!
そもそもSPGアメックスはマリオット・ボンヴォイが出しているクレジットカードなので、マリオット・ボンヴォイの優待が付いてきます。
対決③ 年会費
本会員の年会費
まず、本会員の年会費を比較してみます。
ANAゴールドカード:本会員14,000円(税抜き)
SPGアメックス:本会員31,000円(税抜き)
ただしANAゴールドカードは、「WEB明細書サービス」と「マイペイすリボ」を利用することで、年会費を9,500円(税抜き)まで下げることができます。
その差はなんと3倍以上!年会費は圧倒的にANAゴールドカードが安いです。
ただSPGアメックスの場合は、特典としてマリオット・ボンヴィ系列のホテルの無料宿泊券が頂けます。
ホテル宿泊は3万円くらいはするので、これを差し引くとなるとどっちが安いのかは曖昧な感じとなります。
家族会員の年会費
次に家族会員の年会費を比較してみます。
ANAゴールドカード:家族会員4,000円(税抜き)
SPGアメックス:家族会員15,500円(税抜き)
こちらのANAゴールドカードは、「マイペイすリボ」の登録で年会費が2,500円になります。
つまり6倍くらいの差が出ます。。。
我が家は妻と同じカードを使ってポイントを貯めたいので、これが決めてでした。
SPGアメックスの家族カードは年会費が高すぎます!
もしもSPGアメックスの家族カードを作るのであれば、本会員で2枚作った方がよいです。
理由は家族カードはカード更新時の無料宿泊券が貰えないからです。
年会費対決:勝敗
年会費対決は、ANAゴールドカードの勝ちです。
本会員の年会費はSPGアメックスの無料宿泊券を考慮すれば、いい勝負です。
しかし家族会員の年会費はANAゴールドカードが圧勝です。
総合判定
ここまでの対決結果をまとめると以下の通りです。
ANAマイル に特化するならANAゴールドカードで、ANA以外のマイルやホテルポイントを貯めたいのであれば、SPGアメックスとなります。
また、家族カードも作る場合は、ANAゴールドカードがよいです。
SPGアメックスで華族カードを作るのであれば、本会員としてそれぞれ入会した方がお得です。
比較項目 | ANAカードゴールド | SPGアメックス | |
ANAマイル | マイル還元率 | ○ | × |
他社マイル | × | ○ | |
マイル以外のメリット | × | ○ | |
年会費 | 本会員 | △ | △ |
家族会員 | ○ | × |
この結果を受けて、わたしは、
マリオット・ボンヴォイホテル利用時:SPGアメックス
家族カード(妻):ANAゴールドカード
まとめ
本サイトでオススメしている2大クレジットカード、「ANAゴールドカード」と「SPGアメックス」の比較を行いました。
結論は・・・すみません。両方とも持ってください!!!
ただメインカードにするのはANAゴールドカードがオススメです。
それぞれのカードは以下の記事でメリット・デメリットをご紹介しています。
よろしければ、ご参照ください。
「ANA VISA/マスターワイドゴールドカード」のメリット、デメリットをご紹介します。本サイトではマリオット・ボンヴォイ系のホテルに強いSPGアメックスカードをおすすめしています。ただ日常のクレジットカード支払いをANAマ[…]
今回の記事が少しでも皆さんのクレジットカード選びの助けになれば、嬉しいです。