長女の保育園卒業式がありました。卒業式は園が主催してくれますので、基本的に保護者は参加するだけです。しかしそのあとの謝恩会は、保護者が主催し、先生をおもてなしするので、それなりの準備が必要となります。実際に謝恩会を実施してみて気づいた注意事項を謝恩会開始前の時期ごとにまとめてみました。1年前から動き出すのがオススメです。(2019年3月24日初版)
謝恩会とは?
そもそも謝恩会とはなんでしょうか?
goo辞書によると、
「感謝の意を伝えるために開かれる会。ふつう、卒業生が教師に感謝する目的で開く会をいう。」
とあります。
卒業式は保育園が園児を送り出すことを目的に開く会です。
なので主催は保育園です。
謝恩会は卒園生が先生に感謝することを目的に開く会です。
なので主催は卒園生です。
卒園生は6歳ですから、卒園生=保護者ということになります。
つまり、保育園における謝恩会とは、
保護者が先生に感謝することを目的に開く会
ということになります。
準備(1年前〜半年前)
幹事メンバーを決める
保護者が実施するにしても、幹事役が必要ですね。
幹事を誰がやるか?は非常に重要です。
幹事好きな人が自ら言い出してくれると1番いいのですが、
皆さんお仕事をしているので、なかなかそうもいかないですよね。
私の場合もなかなか言いだす人がおらず、謝恩会はやらないことになるのかな。。。という雰囲気まで出ました。
ただ、さすがに子供達もかわいそうだし、何よりも先生に失礼になるので実施はしないとダメですよね。
というわけで卒園式の1ヶ月までに我が家を含む数人で名乗りでて、開催することになりました。
ただ1ヶ月前だと、なかなか思うようにいかないことも多かったので、なるべく早めに幹事を決めるといいです。
やり始めると大変ですが、楽しいこともあるので仲の良いグループを誘って、名乗りでてしまいましょう。
準備を考えると卒園式の半年くらい前には決めておきたいところです。
1年前くらいからそんな話題を仲良いグループの父兄で話し始めるといいと思います。
教訓1:幹事役は率先してやるべし。頭出しは1年前から!
半年前〜3ヶ月前
場所決め
幹事をやる覚悟が決まったら、まずは場所決めです。
これが謝恩会の内容、予算、全てに関わりますから、非常に重要なポイントです。
1番良いのは格安で場所を確保できる人を探す、です。
具体的には、
(1) 住んでいるマンションにパーティなどに使える共用部がある人
(2) 親族などが飲食店を経営している人
みたいな人です。
特に最近のタワーマンションなどは素敵な共用部がある場合が多いので、
そのような物件に住んでいる人がいる場合は、ぜひ協力をお願いしましょう。
場所選びのポイントとしては、貸切が出来ることです。
やはり園児+その兄弟で20名を超える子供が集まることになるので、
周りのお客様のご迷惑を考えると、貸切がよいです。
また、人数もざっくりと出すことになるので、
上記のように融通が聞く場所だと予約が非常に楽になります。
上記のようなツテがなく、一般的な店舗に予約を入れるしかない場合は、
持ち込み可能、キャンセル可能、
なお店を探すのがよいです。
この後、謝恩会を具体化していくと予算の問題が出ることがあるので、
その時に持ち込み可のお店だと、ドリンクだけは持ち込んで安くすませるなど、
融通が利くからです。
参加人数は卒園式の日程によります。
土曜日に卒園式であれば、基本的に両親での参加となりますが、
平日に卒園式の場合は、母親だけの参加が多くなります。
私の場合は平日の卒園式で、19時から謝恩会でしたが、
父親の参加率は20%程度でした。
父親は昼前の卒園式に出て、そのまま出社する方が多いですね。
以上を参考情報として、ざっくりと人数を出して、
まずは場所を抑えて頂ければと思います。
教訓2:場所はコネを使って融通の利く場所を早めに抑える!
3ヶ月前〜1ヶ月前
お誘いする先生を決める
先生をどこまでお声がけするか、もポイントです。
卒園時に担当してくださった先生は当確だと思いますが、
園長、主任、他クラスの先生、以前子供達を担当していたが辞めてしまった先生、など、
どこまでお声がけするかは本当に迷います。
私の知っているケースだと、
平等に先生全員にお声がけ!というケースもありました。
これはメンバー選びで頭を悩ます必要がない一方で、
予算の問題と、それほど園児と関わっていない先生方も困ってしまうと思うので、
私は卒園児と関わりのあった先生方に絞ってお声がけしました。
すでに園を辞めてしまった先生とは久々の再会となるので、
園児も先生も大喜びで、よかったですよ。
教訓3:お世話になった先生は辞めている先生も含めてお声がけすべし!
会費
会費も色々と意見の別れるところです。
まず、卒園式の時点で園への贈呈品、先生へのお礼品で費用が発生します。
この費用に加えて謝恩会の費用が発生するため、なるべく費用は抑えたいところです。
また、先生の費用をどうするかも決めなくてはなりません。
一般的には公立の場合は、先生は父兄からのプレゼントなどを受け取れないため、会費制にします。
逆に私立の場合は、謝恩会なので、先生から会費は頂かないことが多いようです。
*認可/認証とは別で、保育園の母体が公立か、私立か、という区別です。
ただ公立出身の先生だと会費を払わないことに抵抗があったりするケースもあるので、
来て頂く先生の中で1番上の方に相談するのが良いです。
私の場合は園長先生まで来て頂いたので、園長に相談し、会費を頂かないこととしました。
卒園式で発生する費用+先生の会費に加えて、
場所代、食事代、飲み物代、先生へのプレゼント代、園児へのプレゼント代などが発生します。
ここから先は幹事の腕の見せ所!ですが、
大人一人4,500円以内くらいが目安かと思います。
この辺りは本当に意見が別れるところです。
園児の思い出のためには費用は気にしない、という方もいれば、
すでに卒園式費用も払っているのだから、なるべく費用は抑えたい、という方もいます。
どちらに偏ることなく、うまく費用感を決める必要があります。
教訓4:先生の会費をどうするかは園長に確認すべし!
先生の挨拶時間は少なめに見積もる
謝恩会でも主要な先生方からはご挨拶を頂きたいところです。
ただ、先生方は昼間の卒園式で全力を出し切っています!!
特に卒園式でスピーチしている先生はすでに言いたいことも言い切ったあとなので、
改めてスピーチするネタもないです。
なので、本当に一言二言を頂くぐらいの時間でタイムテーブルを作りましょう。
この枠を多く取りすぎると、当日に時間をもてあますことになります。
そもそも先生へ感謝を伝える場なので、
園児たちが歌を歌うとか、ゲームをするとか、
そういった時間を増やした方が、いい会になります。
教訓5:先生スピーチの時間は短めに見積もる!
1ヶ月前〜当日
卒園式の準備との重なりを考慮
いよいよ1ヶ月前となると、準備も大詰めです。
平日の夜および土日しか準備時間は取れないのが基本なので、
限られた時間で準備をしないといけません。
ただ、忘れてはいけないのは卒園式の準備もあるということです。
私の場合は、園児に渡すアルバム作りが父兄の仕事となっており、
これがなかなか手間のかかるものでした。
時間には余裕を持って、早め早めに準備しておくのが重要です。
そう思っていても、だいたい重なってしまうと思いますが。。。
教訓6:卒園式の準備となるべく重ならないように早めの準備を心がける!
当日
いよいよ当日。
司会、買い出し係、撮影係、と色々な役割分担を事前に決めておき、
それぞれが自分のミッションで手一杯になります。
ただ、ここで忘れてはいけない役割が、
園児の面倒を見る人
です。
会場の準備などを行なっているときは、
幹事グループの園児は会場で遊びまわる形になります。
私の場合は会場が1階の店舗だったため、
園児たちは外で遊んでいました。
しっかりしてきたとはいえ、
遊びに夢中になってしまうと周りが見えなくなってしまう歳です。
案の定、歩行者の迷惑になっていたり、大声をあげていたりという状況でした。
しっかりと園児の面倒を見る係が必要です。
感じではない父兄が来場してからは、
その父兄が園児を見てくれたので大丈夫でしたが、
会場準備中の45分くらいが、問題でした。
できれば、1名は園児の面倒を見る係として役割を決めた方がいいです。
教訓7:園児の面倒を見るというタスクを忘れずに!
まとめ
今回は保育園の謝恩会を実施した経験から、今後、謝恩会を実施する方に向けて7つの教訓をご紹介ました。
教訓を再掲すると以下の通りです。
少しでも参考になると幸いです。
教訓1:幹事役は率先してやるべし。頭出しは1年前から!
教訓2:場所はコネを使って融通の利く場所を早めに抑える!
教訓3:お世話になった先生は辞めている先生も含めてお声がけすべし!
教訓4:先生の会費をどうするかは園長に確認すべし!
教訓5:先生スピーチの時間は短めに見積もる!
教訓6:卒園式の準備となるべく重ならないように早めの準備を心がける!
教訓7:園児の面倒を見るというタスクを忘れずに!